笑うパパノートVol.1「パパが生まれた日」

ファザーリングジャパンにいがたパパコラム

「笑うパパノートVol.1」

~パパが生まれた日~

 

現在、息子が4歳、娘が2歳。
妻が初めて妊娠してから5年。

自分って、いつからパパになったかなぁと考えると、妊娠がわかった瞬間からかなぁと思う。

妻の体に子どもが宿り、自分の体には変化なし。
だけど無性に浮かれていて、妻の体をどのくらいいたわったらいいかもわからず大切にして、男の子か女の子かなんて話しながら、3人で暮らしている姿を想像してた。

そう、将来の家族の想像がリアルになったのがパパになった証し。
生まれるまで、二人でその想像がなるべく一致するように話し合ったり、例えば男の子だったら〜とか、自分たちは子供の頃はこうだったなぁ〜とか。

それまでは、自分のこととお互いのことを考え、お互いの中で心地よいのはどの辺りかなぁと探り合ったり喧嘩したり、仲直りして笑ったりした暮らし。

今度は、まだ見ぬ宝と一緒になった家族のリアルな将来を想像して共有して、そして宝が生まれてくる。

もう既に心はパパになってたけど、生まれてきた息子が可愛いばかりか想像以上に大変で。
親になる前の二人は、お互いだけを見て調整できてたことが、子どもの存在で調整きかなくなってきて。

初めての共同作業はケーキ入刀じゃなくて、こんなにも壮絶に訪れるのかと、ガツンと覚悟を決め始めた。

以前見たテレビでこんなことを言ってた。
『大切にしているものが同じ時、人と人は化学反応を起こす』

あー、これは化学反応なんだなぁと感じた。
私と妻ほど、この子を大切にしている人はいない。

今までとは違う生活と価値観で、二人の行動の出口がお互いだけじゃなく、子どもも含めた家族という運命共同体の将来のリアルにつなげていきたい。
そのときに、パパの役割はなんだろうと考えるようになった。

家族のリアルな将来。
細かいことはわからないが、金太郎飴のごとく何年後を想像しても笑っている家族。

パパはその笑ってる家族を作るためのリーダーシップをはかる役割とする。リーダーシップは一人ではなくて、家族全体の風土で決まると考えているので、全員が喜びや幸せを感じやすい風土作りを担うのかなと。

だから、パパが全力で本気で笑ってられることから始めて、みんなの幸せの基準を知って、それを応援する。

パパが不在の時も、残像が残るくらい普段から笑ってる。
誰かが不在の時も、言葉やコミュニケーションでその人の残像をお互いに作り合う。

この地域も、学校も会社も、政府も、みんな自分たちの味方で、みんな幸せを作り上げる応援団だと感謝して、委ねるところは委ねる
逆に力が必要な時はお互い様と助けに走る。

こんな姿を理想として暮らしている。
感謝のない笑顔は目指してる笑顔とちょっと違うから。

だから、10年後、こう言いたい。
「おかげさまで、我が家は笑顔です。」

こんな気持ちになれるなんて。
まだまだパパ5歳ですが、パパに生まれて良かったと痛感するわけです。
これからもたくましく笑っていきましょう!

ファザーリングジャパンにいがた 理事
樺沢 敦

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