笑うパパノートVol.12「~「お〜いお茶」を超えるために~」

「亭主元気で留守がいい。」
「24時間タタカエマスカ。」

 肩が痛いのが「四十肩」なのか「五十肩」のせいなのか分からない私にとってインパクトに残るキャッチフレーズを上げろと言われたら迷わなくこの2つをあげますね。ご存知ない若い世代の方に申し上げますと前者は「タンスにゴン」の宣伝、後者は「リゲイン」のキャッチコピーです。どちらも80年代に一世を風靡し、両方とも流行語大賞に選ばれました。

 毎年生まれるいろんな流行語に接する中でフト思いました。「流行」って「する」ものなのか、それとも「させる」ものなのかって。一時代に流行る状況にあとから名前がつくのか、それとも誰かが意図的にある状態を流行らせようとしたのが成功したのか。

 ちなみに冬の間に猛威をふるうインフルエンザは完全に「流行する」タイプですね。その厄介な病気に対抗するワクチンの製作は日本と季節が逆の南半球で半年前に流行ったものを参考に作られるんだそうです。昨年の7月か8月にオーストラリアで流行したインフルエンザが日本でも蔓延するのを前提にワクチンの開発がなされるようです。

 古くは故荒井注の「ジスイズアペン」に始まり「ゲッツ」や「どんだけー」などのような芸能人から発せられる一発ギャグは、「流行させる」のに成功した例でしょう。

「イクメン」

 多くの方が知っているこの言葉も多くの方の記憶に残っているように2010年の流行語です。でも改めて皆さんと考えたいですがこの言葉って「イクメン」の男性が増えてきた社会現象を指しているのか、それともこの言葉を流行らせたいっていう誰かの意図から生まれた言葉なのか。

 昨年参加した男女共同参画委員の会合。出席なさっていた大学教授の指摘に笑ってしまったのがそこで出されていた飲み物のネーミングです。製品名「お~い お茶」。この言葉を聞いて遠くにいる人に向かって「お~い、お茶できたよー。」なんていう状況を思い浮かべる人はジャマイカでウインタースポーツをやる人くらいマイノリテイでしょう。普通は昭和の頑固親父が奥さんに向かって渋い声でいう光景を想像するのではないでしょうか。

 偶然の出来事なのでしょうがジェンダーの公平な役割を目指す市の会合の席に、なんともまあ場違いなペットボトルがでてきたもんです。ちなみにこの製品は1989年から26年に渡ってマーケットシェア40%を誇る人気商品です。

 4年前に流行語になった「イクメン」、30年近くもの間ヒットを続ける昭和のアイテムを超えるために父親が果たす役割ってなんなんでしょうかね。

ファザーリングジャパンにいがた 理事
渡辺 聖

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